例年冬のはじめ（１１月）から春（３月）にかけて流行する「ノロウイルス感染症」。感染力が非常に強く、ごく少量のウイルスでも体内に入ることで感染します。「ノロウイルス」による感染を防ぐためのポイントをまとめてみました。
◆感染したときの症状
感染後、２４～４８時間で、吐き気、おう吐、腹痛、下痢、発熱などの症状が現れます。感染するとウイルスは１週間から１ケ月程度ふん便とともに排泄されます。
◆感染経路
ノロウイルスに汚染された食品（カキなどの二枚貝・ウイルスが付着した食品）を食べて感染します。また、感染した人のふん便やおう吐物を介して、二次感染を起こします。
◆症状が出たら
おう吐や下痢が続くときは、脱水症状にならないように水分補給に努め、早めに医療機関で受診して下さい。
◆予防方法
外出後、トイレに行った後、調理や食事の前に「流水・石けんによる手洗い」を必ず行って下さい。生ものや和え物は避け、十分に加熱した食品を食べるようにして下さい。また、調理用具、まな板、包丁などは熱湯消毒をして下さい。
▼詳しくは… ノロウイルスに関するＱ＆Ａ（厚生労働省）