2時間3分38秒

ベルリン・マラソンでケニアのパトリック・マカウが2時間3分38秒で、エチオピアのハイレ・ゲブレシラシエが2008年に樹立したこれまでの世界記録を21秒更新した。

1998年(平成10年)にブラジルのロナウド・ダ・コスタが2時間6分5秒を記録して以降は、すべてアフリカ大陸の選手が世界記録を樹立している。また、4回連続でベルリン・マラソンから世界記録が生まれている。(本年4月にボストン・マラソンで世界最速となる2時間3分2秒が記録されたが、国際陸連公認コースではないため世界記録にはならず)

シューズやウェアの高機能性化、ペースメーカーの存在、高額賞金レース化、起伏の少ない高速コースなど記録更新の条件はあるが、ケニアやエチオピアなど、アフリカの国々の潜在能力を持った選手の発掘が一番なのではないか。

日本記録は、2002年(平成14年)に高岡寿成がシカゴ・マラソンで出した2時間6分16秒。「2時間2分台」をうかがう時代に突入し、短・中距離同様、マラソンでもメダルを狙うことができなくなるのか…。市民ランナーながら寂しいものである。

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