サービス業の使命

 20年来の友人 保毛男ちゃん(本名:保男)。保毛男ちゃんは大手旅行会社に約20年勤務した後、ドラッグストアの総務課長として転職するが、数か月後、地元旅行会社に再転職した根っからの旅行営業マン。飛行機のチケット以外は保毛男ちゃんに頼むことにしている。

この保毛男ちゃん、とってもいいやつなんだけど、団体旅行の際、1名だけ新幹線の切符の行き先を間違えたり、真冬にバスタブのない大阪のホテルを手配されるなど、過去数々痛い思いをさせられたことがある。

今年の8月、高松市で仕事があり、保毛男ちゃんに切符を手配。「岡山から高松までのマリンライナーは、空いていますから往復とも指定席は取ってません」。岡山でマリンライナーに乗り換えると、人が多くとっても座れる状況にない。またや・ら・れ・た…(・・;)。

翌月の9月。今度は徳島市での仕事が入り、保毛男ちゃんに切符を手配する際、前回座れなかったことを話し、岡山からのマリンライナーは指定席を取ってもらった。「高松までのマリンライナー、徳島までのうずしおは指定席取りました。うずしおの席は1列のA席です」。

岡山からマリンライナーに乗り換え、指定席に行くと2階建列車の1階部分。のどかな景色がゆっくり見れると思っていたが、消音壁に遮られあまり見えず。しかたなく、440円支払い2階のグリーン車へ。高松からは特急うずしお。1列のA席は先頭車両で前はよく見えるが、自動ドアがガタガタしてうるさく寝る事も出来ず。またまたや・ら・れ・た…(・・;)。

翌日、復路の特急うずしおは岡山行き。今度は1列のA席が最後尾に。往路同様自動ドアはガタガタして落ち着かない上、宇多津駅で高知からの列車と連結し、1列のA席の意味は全くなさず。

岡山駅到着前に「本日はアンパンマン列車にご乗車ありがとうございます」のアナウンス。うん?アンパンマン列車?乗ってないぞ(・・;)岡山駅で列車を降りると、連結された列車がアンパンマン列車ではないか。わかっていれば、宇多津駅からはアンパンマン列車に乗れたのに~!またまたまたや・ら・れ・た…(・・;)。

旅行会社営業マンとはいえ、すべてを把握している訳ではないので責めるつもりはないが、サービス業はお客様が求められている以上のものを提供してこそ満足していただけるのだと改めて感じる事ができた。ねっ、保毛男ちゃん!

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