銅といえば、愛媛県新居浜市山麗部にあった日本三大銅山のひとつ「別子銅山」。「別子銅山」は、1690年(元禄3年)~1973年(昭和48年)まで283年に渡り掘り続けられ、世界一の産銅量を誇った銅山。

別子銅山跡地は、1916年(大正5年)から1930年(昭和5年)まで採鉱本部が置かれ、東洋のマチュピチュと言われている「東平ゾーン」と1930年(昭和5年)から1973年(昭和48年)の閉坑まで使用された「端出場ゾーン」とがある。「端出場ゾーン」は、採掘跡地見学等が楽しめるテーマパークになっている。

皇居外苑にある楠木正成像は、1990年に別子銅山で採掘された銅で献納されたものである。

島根県の石見銀山が2007年にユネスコの世界文化遺産へ登録されたこともあり、「別子銅山」も世界文化遺産登録を目指しているとのこと。同じく世界遺産登録を目指す新潟県佐渡の金山とともに日本を代表する「金・銀・銅」の産地が世界遺産に登録されてほしいものである。

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