覚悟~なぜ、あなたはここにいるのか~

3月15日、臨時理事会でセリーグが予定通り3月25日開幕、パリーグは4月中旬に延期の方針を固め、継続審議に。日本プロ野球選手会は、セリーグ案に難色を示す。

3月17日、セリーグは当初の3月25日強行開幕と発表。パリーグは、4月12日に開幕を延期を決定。

3月18日、文部科学省が、東京電力、東北電力管内でのナイター開催自粛、両管内での開催も避けるよう要請。セリーグ各球団に抗議が相次ぐ。

3月19日、セリーグが臨時理事会を開催し、開幕を3月29日へ変更。4月3日まではナイター取りやめ、レギュラーシーズンの9回打ち切りを決定。

このドタバタの前提には、3月16日、渡邉恒雄巨人球団会長が「開幕延期は「俗説」。大戦争(1945年)で負けた後、3か月で選手、監督から試合をやりたい声が上がってプロ野球を開催した歴史もある」との発言があり、目に見える大きな力にセリーグ各球団が動かされ、12球団選手会の意見が無視されたと思わざるを得ない。

実際に球場(現場)で試合をする(働く)のは監督(リーダー)や選手(社員)であり、監督(リーダー)や選手(社員)が『やりたい・やろう!』と言う気持ちにならなければ、いい試合(仕事)が見せられず(出来ず)、観客(お客様)を喜ばし、被災者を勇気付けることができないのではないか?

日本プロ野球機構の2011年スローガンは『覚悟~なぜ、あなたはここにいるのか~』。今こそ『覚悟』が必要なのでは…。

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