山崎八幡宮秋季例大祭

9月24・25日、周南市の山崎八幡宮で秋季例大祭が開催された。24日は前夜祭。25日に本祭となり、15時から子供神輿・女神輿を奉納。その後、山車の本山(ほんやま)を坂から落とし、五穀豊穣や家内安全を祈る県指定無形民俗文化財の「本山神事」が行われた。

「本山神事」は、元禄年間の1702年、凶作続きに見舞われた徳山藩主 毛利元次が、山崎八幡宮に山車を奉納したのが起源とされている。本山は高さ3.6m、幅・奥行きは2.7mの正方形。重量は約120貫(約405㎏)で組み立てには釘を一切使用していない。

この本山を八幡宮正面の坂の上に引き上げ、御神幸の儀式の後、傾斜約30度の坂から一気に落とす。

落とされた後も、見物客が縁起物の御幣や御神松を奪い合い、最後まで迫力のある神事に圧倒された。

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