パーシャルオープンエンド

昔は飲料容器缶のリングプルは蓋の一部とともに本体から切り離される「プルタブ式」がほとんどでしたが、現在はタブを引っ張ることでスコア(缶蓋に刻まれる切欠き)部分の金属片が押し込まれて開口する「ステイオンダブ式」となっています。
これは缶から外したプルタブのポイ捨てによる環境汚染や誤飲などの防止が大きな理由です。

近年の「ステイオンタブ」にはスコアを開け易くする工夫がされていますが、その工夫とは何でしょう?

答-スコフの形状が左右非対象になっている

左右均等だとタブを起こし口金を押し込む際、均等に力がかかり開けにくくなることと、また、開く際に急に開いてしまい危険であるためです。
左右非対称にすることで、特定の部位からスコアが切れはじめ、ゆっくりと確実に開けることができるのです。

   

1年間で500本以上某Cコーラを飲んでいますが、一瞬の動作にも細かい技術が使われているには驚きです。

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