アンパンマンのエキス

輸血用血液が足らないことをみなさんはご存じでしょうか?輸血された血液の多くは、悪性新生物、いわゆる癌(がん)の患者さんの治療に使われています。

2001年7月、神戸市で4歳の男の子が10ケ月の闘病生活の末、亡くなりました。小児癌でした。アンパンマンが大好きだった男の子は、輸血受けると一時的に元気になることから、輸血用の血液を「アンパンマンのエキス」と呼んでいたそうです。何もしなければ余命1ケ月と宣告されたのですが、輸血のおかげで、お母さんは男の子との思い出と感動を残せたそうです。

1985年に870万人だった輸血者も2008年には508万人まで減少しています。命をつなぐ血液。今でも病院では多くの人が祈りながら「アンパンマンのエキス」を待っています。輸血についてもっと関心を持ってみませんか?

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