竹製車椅子プロジェクト

出張で飛行機に乗る機会が多いが、ストレスを感じるのがセキュリティゲートをくぐる時。ブザーが鳴るとボディチェックを受けることがあるため、金属を身に着けていないか入念にチェックする。たまに車椅子の方がセキュリティゲートをくぐるのを目にするが、車椅子は金属が多く使用されているため、自身が金属を身に着けていなくても必ずボディチェックを受けている。

2007年、日本航空(JAL)では「やさしい空港づくり」をテーマにから金属探知器に反応しない車椅子づくり構想を提案。日本有数の竹の産地である大分県の企業「サン創ing」が県の技術支援を受け、金属使用率5%の竹製車椅子をついに商品化。トライ&エラーを繰り返し、JISの走行耐久試験に合格するまで4年近い月日を費やした。大分空港は1月より、羽田空港は2月より竹製車椅子のサービスが開始された。

実際に触ってみたが、従来の金属製と違い、竹の温もりを感じるやさしい仕上がりだった。

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