ノンアル

若い頃は酒宴でお酒を注がれると断る訳にもいかず、下戸の私にとって苦痛以外の何ものでなかった。当時はウーロン茶もなく、かといってコーラやジュースという訳にもいかず、「飲めば強くなる」と言う言葉をただ信じ、注がれた酒は飲んでいた。しかし、いくらリバースしても一向に強くならなかった。

2009年にアルコール0.00%のノンアルコールビールが発売され以降、チューハイ、カクテル、ワイン、梅酒、そしてまさかの芋焼酎のノンアルコール飲料も発売され、飲酒運転の罰則強化なども背景にあるが、ノンアルコール飲料市場は3年前の10倍以上に拡大している。

ノンアルコールチューハイ、カクテル、梅酒とそれぞれ飲んでみたが、アルコール分が入っているような味で、アルコール分が入っていないのに酔ってしまいそうである。「お酒の気分を味わいたい」というユーザーのニーズは十分満たしている。

お酒が好きな人にとっても、お酒が苦手な人にとっても「ノンアル」はまさに革命!30年前にあれば苦しい思いをしなくてよかったのになぁ。

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