かかしフェスティバル

「かかし(案山子)」は、古くは髪の毛や魚の頭を焼き、串に刺して田畑に立てられていた。悪臭で鳥や害獣を追い払っていたことから「嗅がし(かがし)」と呼び、「かかし」になったと言われている。その後、竹や藁で作った人形が使われるようになったが、近年では鳥や害獣を追い払う効果がないため、田畑で見ることは少なくなっている。

周南市小畑地区では1988年(昭和63年)から小畑小学校の行事の一環で「かかしフィスティバル」を開催していたが、2004年(平成16年)に小畑小学校の休校により中止となった。
しかし、2007年(平成19年)から農村風景の魅力を発信する取り組みとして地元の方々が「かかしフェスティバル」を再開している。

今年も独特な石段を持ち棚田のあぜ道に、なでしこジャパンなどユニークな「かかし」17体が立ち並び、国道489号線を通るドライバーの目を引く。
しかし、年々「かかし」の数が減っており、懐かしい風景が少なくなるのは寂しいものである。

こうしたイベントは今後もずっと続くよう、小畑地区だけではなく、周南市一丸で取り組んでほしいものです。

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