熊毛王

現在、山口県周防にある室津半島は陸続きの半島だが、古代には島として存在しており「大島」と呼ばれていた。【現在の大島(周防大島)の正式名称は「屋代島」】
半島の付け根の部分は海峡として栄え、4世紀から6世紀にかけて一帯を支配していたのが「熊毛王族」といわれている。

明治25年、二人の少年により柳井市向山で発見された「熊毛王」の古墳。
前方後円墳で、古墳全体が葺石で覆われ、死者を埋葬する施設が2基造られており、鏡や埴輪が見つかった。
その後の調査で、あらたに鉄剣・鉄刀・勾玉などが発見されている。

古墳は、現在の柳井市を見渡せる位置にあり、当時航海する船に「熊毛王族」は自分たちの権力の大きさをアピールしようとしたものであるらしい。

柳井市にある7つのパワースポットの中では景観もよく、お勧めの場所です。

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