百田尚樹氏 特別講演会

11月29日(金)周南市文化会館大ホールにおいて、(一財)周南観光コンベンション協会主催で「百田尚樹氏 特別講演会」が開催されました。

2006年に「永遠の0」で作家デビューし、2013年、出光興産の創業者である出光佐三をモデルにした「海賊とよばれた男」を発表、2013年の本屋大賞を受賞されています。
「海賊とよばれた男」の作中では出光興産 徳山製油所建設にあたり徳山市(現 周南市)も登場しますが、意外にも周南市に降り立つのは今回が初めてとのことでした。
ちなみに奥様は山口県宇部市出身だそうです。

講演では、放送作家として手掛ける「探偵!ナイトスクープ」の話から始まり、作家デビューのきっかけから「永遠の0」、「海賊とよばれた男」を執筆した経緯が面白おかしいエピソードを交えながら、熱く語られました。
「永遠の0」は、第二次世界大戦の前線で戦い、敗戦後日本を立て直した大正生まれの世代が少なくなるなか、戦争を経験した世代と戦争を知らない世代を繋ぐ為に書かれ、また、「海賊とよばれた男」は、「日章丸事件」の裏側にある、日本再建に尽くした戦後の国民の生きざまが描かれています。
人の為に生きた大正の世代を多くの人々に伝える使命感があったと話す百田氏は、日本人の誇りを忘れず、次の世代へ引き継ぐことの大切さを伝えています。

あっという間の100分間(10分サービス)、満席の会場は、割れんばかりの拍手で包まれたのでした。
映画「永遠の0」は2013年12月21日公開予定!
「海賊とよばれた男」も映画化して、撮影を周南市で欲しいものですね!

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