野口健講演会 in 山口

1999年、25歳の時に3度目挑戦で世界最高峰のエベレストの登頂に成功し、七大陸最高峰の最年少登頂を更新(当時)したアルピニスト 野口 健氏の講演会に参加。

野口氏は学生時代たいへんな落ちこぼれで、人生を変えたのが停学処分中に読んだ「登山家 植村直己」の著書で、植村氏の生き方にあこがれ、登山家を目指したとのこと。

弱い自分を克服するために挑戦したが、10代後半で仲間の滑落事故死に遭遇。また、エベレストに転がる遺体を見て、死を身近に感じ、「命」に対する執着心が強くなり、一瞬の気の緩みされ許されない、迫力あるエベレストに引き込まれて行ったとのこと。

また、何十年にもわたって登頂を目指したクライマーたちが残したゴミの山や自らも生きるために酸素ボンベを置いてきたことから「ゴミ問題」に取り組み、エベレストや富士山の「清掃活動」に力を入れるようになった。今は「清掃活動」だけでなく、「氷河融解問題」、「シェルパ基金」、「ヒマラヤに学校をつくろうプロジェクト」、「フィリピンの遺骨収集」などさまざまな取り組みをされている。

山から教えてもらうことが多くあり、自分にとって山は「学校」だと、野口氏。

野口 健氏の熱い想いがひしひしと伝わる講演であったが、講演時間は予定をオーバーする、な・な・なんと2時間半。酸素の薄いところでの生活が長い野口 健氏。空気が読めない男。ダバダ~ダバダ~ダバダ~。

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