殻をやぶる

昆虫や甲殻類などの節足動物は脱皮を行わなければ成長も行われず、往々にして脱皮の前後で体の構造が大きく変わることがある。

例えば、蝉は地中で、トンボは水の中で幼虫期を過ごし、ある時期が来ると地上に出て脱皮を始める。
①幼虫の背中が割れ、中から姿を現す。
②自らの力で、時間をかけて殻をやぶり完全に出てくる。
③羽が固まるまで殻につかまったままじっとしている。
④羽も身体もしっかりした後、力強く大空に飛び立つ。

人間は脱皮する訳ではないが、目に見えない殻を被っている。自分の殻に気づいて、自らの力で自分の殻をやぶらないと成長はない。人の力を借りて殻をやぶってもらっても、自らが飛び立つ意思がなければ成長はない。

殻をやぶり、これまでと違った世界を見るか、殻に閉じこもったまま一生を終わるのか、それを決めるのは自分自身である。

※タイトルはパクリですが、内容はオリジナルなんでお許しをm(__)m

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