江戸しぐさ

「江戸しぐさ」は、商人しぐさ、繁栄しぐさと言われ、江戸商人のリーダーたちが築き上げた、上に立つ者の行動哲学として語られる。よき商人として、いかに生きるべきかという商人道で、人間関係を円滑にするための知恵でもある。

主なしぐさに、
傘かしげ-雨の日に互いの傘を外側に傾け、濡れないようにすれ違う
肩引き-道を歩いて人とすれ違うとき、左肩を路肩に寄せて歩く
七三の道-道のど真ん中を歩くのではなく、自分が歩くのは道の3割にして、残りの7割は緊急時などに備え、他の人のために厭けておく
うかつあやまり-相手に自分の足を踏まれた時、「すみません、こちらがうかつでした」と自分が誤ることで、その場の雰囲気をよく保つ
喫煙しぐさ-野暮な「喫煙禁止」などと張り紙がなくとも、非喫煙者が同席する場では喫煙をしない。灰皿も無いところで喫煙をしない
など、他人へのやさしい心配りや行動である。

昨日、
①隅田川にかかる桜橋上をランナーが右折時、左折する自転車が接触しそうになり、お互いが「おまえが気をつけろ」と言い争いに
②現在、JR神田駅総武線ホームのエスカレーターは工事をして使用できない。それに腹を立てた乗客が警備員に向かって「エスカレーターの工事するならエレベーターくらい付けろ!」と暴言を吐き捨て、立ち去る
③クラウンハイブリッドの運転手が窓を開け路上にゴミをポイ捨て
④千代田区・中央区・新宿区・港区(路上喫煙禁止区域)で歩きながら喫煙&ポイ捨て
このような風景に出くわした。

なんだかなぁ。これでいいのか日本人!

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