オレ流「采配」

現役時代は、史上最年少で三冠王に輝き、ただ一人三冠王を3度獲得。2004年中日ドラゴンズの監督就任。就任1年目でリーグ優勝。2011年に監督を退任するまで、リーグ優勝4回、2007年はリーグ2位ながらクライマックスシリーズから日本シリーズに出場し、日本一にも輝く。常勝軍団を作り上げた落合博満氏。

・高校時代は封建的な上下関係になじめず、入退部を繰り返す。
・東洋大学に入学するも3ヶ月で中退。
・故郷秋田に帰りプロボーラーを志すも、プロテスト受験の際スピード違反で捕まり罰金の支払いで受験料が払えず断念。
・年俸を不服として日本人選手として初めて調停を申請。
・ヤクルトスワローズの古田敦也氏と首位打者争いした1991年の最終戦、1試合6四死球の日本新記録樹立。
・200本安打を達成するが、金田正一氏の確執から名球会への入会拒否。
・監督就任1年目は解雇・トレード凍結。2月1日のキャンプ初日に紅白戦実施。
・第2回WBCで日本代表監督を固辞、中日の選手も代表入りを辞退。
・日本シリーズで8回まで完全試合を続けていた山井投手を9回に交代させる。
・2011年、セ・リーグ2連覇を果たしたが、監督解任をめぐり、球団社長との握手拒否。

数々のエピソード持つ落合博満著、「采配」(ダイヤモンド社)。監督として結果にこだわり、勝利のため最善を尽してきた監督としての8年間が記されている。多くを語らない名将が綴った「勝利を引き寄せる66の言葉」。やはり落合博満氏はただものじゃない。超オススメの一冊です。

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