よわし

千葉県いずみ市の大原漁港で約200トンのカタクチイワシが大量死して打ち上げられた。200トンというと、シロナガスクジラ2頭分、アフリカゾウだと約28匹分、カバだと約80匹分、Blackだと3,125人分にもなる。

ちょうど今の時期が旬のイワシ。貴族の食べ物ではない卑しい魚という意味で「いやし」に由来するとの説もあるが、漢字では「魚」編に「弱」と書かれるように、陸に揚げるとすぐに弱って腐りやすい魚であることから「よわし」が転じたという説が有力とのこと。

イワシは身を守るため、他の小魚同様群れを構成するが、他にも身の危険を感じたときなど、体についたウロコを剥がし、敵を欺く自己防衛手段を持っている。また、暴れることで簡単にうろこが取れてしまう。そのため、魚屋さんの店頭に並んでいるイワシにはほとんどウロコが付いていないし、付いていても簡単に取ることが出来るのだ。

今回の大量死の原因は、天敵に追われたイワシの群れが漁港に逃げ込み、酸欠状態になったとのことであるが、やっぱり名前の由来通りヤッパ弱い魚なのか?はたまた巨大地震の前兆なのか?

では「グワシ」!

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