風鈴は文化

金属や陶器、またガラスで出来た小型の鐘鈴、「風鈴」。冷房のなかった昔、湿気の多い日本の暑い夏をやり過ごすため、日本人は風鈴の音を聞くことで「涼しさの風情」を感じてきた。子供のころ、海水浴の後には風に揺れる風鈴の音を聞いて、涼を感じながらお昼寝をしたものです。

小学校のとき、風鈴の下に吊るされた短冊に「五・七・五」の川柳を書くという授業があり、「日焼けして 黒んぼ大会 優勝だ」みたいな内容を書いた記憶があります。おかげて腹の中まで真っ黒になってしまいました。

風鈴の起源をさかのぼれば、福を招いたり厄除けとして軒に吊るす、願掛けの道具として扱われていた。夏の風物詩のひとつですが、今では風鈴の音色を聞く事は少なくなりました。「風鈴」は無くしちゃいけない文化のひとつだと思うのであります。

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