盂蘭盆会

中国の『礼記』という本には、人が生きているのは二つのたましい「魂」と「魄」がひとつになって精神と肉体が活動している状態と書かれています。
人が死ぬと「魂」と「魄」は二つに分かれ、位牌には「(霊)魂」というたましいが宿り、白骨となった「(形)魄」というたましいはお墓に入り、それぞれ大自然のふるさと(現郷)へ帰ります。

お盆には、墓前の灯明から「魄」を移し、精霊棚の位牌前の「魂」の灯明と一つにすることで、ご先祖様は無事我が家へと帰ってくることができます。

お盆は、ご先祖様や亡くなった人達が苦しむことなく、成仏してくれるようにと報恩と追善の供養をする期間です。
来週はお盆です。
お墓参りに行き、ご先祖様に日頃のお礼と近況報告をしてきましょう。

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