人種差別の話し

実話としてfacebookにシェアされていたので紹介。

50代とおぼしき妙齢の白人女性が機内で席につくと彼女は自分の隣が黒人男性であるという事に気がついた。

周囲にもわかる程に激怒した彼女はアテンダントを呼んだ。

アテンダントが「どうなさいましたか?」と訊くと「分からないの?」とその白人女性は言った。
「隣が黒人なのよ。彼の隣になんか座ってられないわ。席を替えて頂戴」。

「お客様。落ち着いていただけますか」とアテンダント「当便はあいにく満席でございますが今一度、空席があるかどうか、私調べて参ります」。

そう言って去ったアテンダントは、数分後に戻って来てこう言った。
「お客様、先ほど申し上げましたように、こちらのエコノミークラスは満席でございました。ただ、機長に確認したところファーストクラスには空席があるとのことでございます」。

そして、女性客が何か言おうとする前に、アテンダントは次のように続けた。

「お察しとは存じますが、当社ではエコノミークラスからファーストクラスに席を替えるという事は通常行っておりません。しかしながら、或るお客様が不愉快なお客様の隣に座って道中を過ごさざるをえない、という事は当社にとって恥ずべき事となると判断いたしますので当然事情は変わって参ります」。

そして黒人男性に向かってアテンダントはこう言った。
「ということで、お客様、もしおさしつかえなければお手荷物をまとめていただけませんでしょうか?ファーストクラスのお席へご案内します」。

近くの乗客が、歓声をあげるのをその白人女性は呆然と眺めるだけであった。
スタンディングオベーションを送る者もいた。

この話が事実かどうかはわからないが、未だなくならない「差別」や「いじめ」。日本でも大津市の「いじめ」の問題が連日取り上げられているが、最悪の結果にならないと大きな問題としてとりあげられないのは悲しい。「差別」も「いじめ」も簡単には解決できない問題であるが、「差別」や「いじめ」をする側にならないのはもちろん、見て見ぬ振りをする人間にもなりたくないものだ。

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