勝手にしやがれ

ラグビーでは、レフリーに不服があったとしても、判定が間違いだったとしても、意義を唱えることはまずないし、トラブルもない。野球やサッカーでも抗議はする(ルール上はしてはいけない)が、判定が覆ることはまずない。

今回のロンドン五輪では、ビデオ判定が導入されており、体操男子団体では内村選手の「あん馬」のフィニッシュをめぐり、日本の抗議により得点が修正され、日本が銀メダル。柔道男子66キロ級準々決勝では海老沼選手の投げ技が「有効」と主審が判断するが、ビデオ映像を見たジュリー(審判委員)が取り消し、判定では相手選手の勝ちをジュリーが覆した。ビデオ判定は、陸上の写真判定とはちと違う。

スポーツは「人間が判断することに絶対はない」という約束事(ルール)の中でゲームをしてきた。その約束事によって審判も威厳・権威を持って判定してきたはず。ビデオ映像に頼るのであれば、審判の威厳・権威も無くなるし、判定技術も間違いなく低下する。

今回のビデオ判定には賛否両論あると思うが、一番の問題は「オリンピックの出場者は、スポーツによる金銭的な報酬を受けるべきではない」とするアマチュアリズムがオリンピック憲章から削除されことだと思う。

オリンピックを見る気がしなくなったのは私だけでしょうか?アア~ アアア~ アアア~ アア~

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